こんにちは

おはようございます.まだ生きてます.

 

今日も眠れないのでエチゾラムを5mg経口で投与した.医者の処方を無視した用法だが仕方がない.薬漬け?そうだね,でも死ぬよりはマシだろう?

 

あの子もあの人も私を置いていった.
18の夏,いやいつだったか.記憶の時系列がおかしいがしばらく昔なのは間違いはない.彼はTwitterで近況を報告し,自殺の宣言とその理由を述べた.私は止めようとしたが何もできなかった.車もない都下住みの私にできることはなにもかなったのだ.仕方ない,そう仕方ないんだ.しかし私は彼を救えなかった.それは事実.
どこで亡くなったのか,住んでいたアパートはどこなのか,まったくわからなかった.あらゆる情報はうまく隠蔽されていた.

やがて何年が過ぎただろうか,初めて散骨した場所に追悼目的で訪れることができた.彼は何を思って飛び降りたのだろうか.

 

彼女は私の友達だった.元から躁鬱と思しき気はあったが具体的にどのような疾患を抱えてるのかは結局聞かずじまいだった.それでいいんだ.私は彼女の疾患よりも彼女に興味があった.そして大きな予兆もなく私の前から姿を消した.あとから人づてにきいた,亡くなったと.自殺だった.
彼女と最後に言葉を交わしたのは私だった.一緒に遊ぼう,アメ横で万年筆見に行こう,そんな約束をしたのに忘れてしまったのか.私はまだここにいるよ.いつでもいいんだよ,待ってるから.でももうそんなに長くは待てないかもしれない.ごめんね.

 

2017年の夏,私はJR山手線で職場に向かっていた.中年男性とシャワーを浴び,少し特殊なマッサージを施してリフレッシュさせる,そんな仕事だ.
あのとき線路に呼ばれていたのにまだ私はここにいる.いつだって遅いなんてことはないんだよ.足元でみんなが飛び込んでこいって囁いてる.飛び込めたらどんなに楽だろう.でもできるわけない.私には勇気がないんだ.死にたいくせに死にたくない.そんなにこの生き地獄が心地いいのだろうか.私を呼ぶ声が頭の中でリフレインするJR新宿山手線ホーム.そうだよね,そう.

 

ところで薬は毒にもなるんですよ.薬の作用機序を知るとはそういうことです.
理学系医薬徒でよかった,でも人を救うために自分を使いたかった.

私がMDになるのと私が私を終わらせるの,どちらが早いか賭けませんか.

 

いつだってそうだった.
みんなそうだったんでしょう?私の知らないところでそういう思いをしてきたんでしょう?きっと私よりつらい思いをしてると思う.だから一緒に終わらせよう.

 

今しばらく,今しばらくは.